継続の秘訣は意志力じゃない?!15年間のダイエットで見つけた方法

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やせるためにどうしたらいいかはわかってる。それなのに意志力が持たずに食べたい衝動に負けてしまったり、ついつい運動をサボってしまったりしますよね。ダイエットの情報はどこにでもあふれていますが、なかなか実践できなかったり継続できずに悩んでいる人も多いはず。そのため、「意志力を鍛える方法さえ分かれば何度もリバウンドせずにスタイルを維持できるに違いない。」と思いがちです。もちろん、強い意志力で自分を律してダイエットに成功する方もたくさんいますが、方法はそれだけではありません。
私は中学生の頃から人生の半分以上の間、様々なダイエットを試し、成功と失敗を繰り返してきました。その中で運動や食事に関する情報だけではなく、心理学や精神医学、脳科学などの様々な分野にも広く関心を持って学びました。そしてやせた体型を維持するために必要なこと、効果のないことを見極めて選んでいくことでやせる考え方や行動の習慣を身につけ、ダイエットを意識しなくても自然とその習慣を継続できるようになってきました。やせる考え方や行動が当たり前になっているので、意志力を使って疲れてしまうこともありません。
そこで、今回は私の個人的な経験をもとに意志力を鍛えなくてもダイエットを継続できるようになるにはどうすればいいかをお話しします。
ItsaSecret
まずは私のダイエット歴をかいつまんでご紹介。ダイエットをしたことのある人なら、きっと思い当たることがあるはずです。

中学時代

ダイエットを始めたきっかけは、思春期に入り段々ふっくらとした体型になってきたことでした。まわりの女の子たちはスラッとした少女体型なのに、自分は見る見る太っていく。その頃アイドル雑誌をよく買っていたのですが、そこにはSPEEDなどの人気アイドル(年齢がバレてしまいますね)の身長、体重やスリーサイズが載っていました。「私の体重よりだいぶ少ない…。もっとやせて同じくらいにならないと!」とダイエットを決意しました。
初めは「手の指にテーピングをしてツボを刺激することでやせられる」という情報を信じて、指にテープをぐるぐると巻きつけて数週間過ごしました。効果のほどはよくわかりませんでしたが、周りの生徒や先生から変な目で見られることに堪えかねて、継続を断念しました。
そして次に、やせるためには摂取カロリーを減らし、運動して消費カロリーを増やせばいいと知ったので、毎日の食事内容を全て細かく記録してカロリー制限しながら、水泳の夏期集中レッスンに通ったり、放課後にランニングをするようにしました。この方法はうまくいき、43キロあった体重が36キロまで減りました。ダイエット期間は半年ほど。ゆっくりやせたので健康的だと思っていました。ところが、たんぱく質を十分摂らずに有酸素運動ばかりしていたため筋肉が減って疲れやすくなり、脂肪が少なすぎて学校の硬い椅子に座っているとお尻が痛くなってしまいました。とどめは家でうたた寝をしている時に聞こえた母の言葉。「ねぇ、見て。あんなにやせちゃってかわいそう…」その一言でもう少し太った方が良いんだなと気づきました。
少しずつ食事の量を増やすことにし、結局高校3年生までには43キロまで体重を戻しました。
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高校時代

中学時代ほどダイエットのことは気にしなくなりました。代わりに英語や海外の文化に興味を持ち、海外へ一年間留学しました。言語の壁でなかなか友達ができなかったり、ホームステイ先の家族への気の使い方がわからず怒られたり、それまで経験したことのないストレスがかかりました。そのため、毎晩のようにチョコレートバーを食べて自分を癒していました。日本食よりも野菜が少なく、炭水化物の多い食生活も手伝い、どんどんと贅肉がついていきました。さすがにダイエットしなければと思い、ウォーキングを毎日1時間、水泳を週一回1時間、ダンスグループにも参加していましたが、それでも帰国する頃には体重48キロになっていました。空港で出迎えてくれた母の第一声が「太ったね〜!」でした。
帰国して日本食の生活に戻り、毎晩のチョコレートバーも食べなくなると、自然と体重は45キロまで減りました。
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大学時代

大学に入り親元を離れると、昔からの夢だった女優になるためレッスンに通い始めました。そして女優としてデビューするためにはもっとやせる必要があったため、野菜中心のバランスの良い食事を心がけ、自転車で往復1時間の道のりを通うなど運動量も増やし、40キロまでダイエットしました。やはり目標があると人は意志力を発揮しやすくなるようです。
しかし、その後は夏は41〜42キロ、冬は44〜45キロという増減を毎年繰り返しました。冷え性のため冬は食欲が増えて活動意欲も下がるので、ダイエットが継続できずリバウンドしてしまうのです。また心理的な問題もありました。日々のやるべきことが思うように進まなかったり、人間関係が上手くいかなかったり、環境面でストレスがあったりすると、その時は我慢してやり過ごすのですが、気づかないうちに精神的なダメージを受けています。そして、夕食の後などにどうしても甘いものを食べなければ気が済まなくなるのです。一人暮らしのため、誰も止めてくれる人はいません。毎晩「食べてはいけない。でもどうしても食べなければ収まらない!」という葛藤を繰り返し、結局コンビニへ甘いものを買いに行って食べる。そして自分を責め、自信を失くす。時には2時間も3時間も葛藤を続けて他のことが手につかなかったり、6時間近くにわたって食べ続けるということもありました。自分では食べない方がいいとわかっているのに、どうしても抑えることができない。そして自己嫌悪に陥る。こうした時期が一番つらかったです。
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就職後

社会人になってからもずっとやせることは意識していましたが、期間を決めてダイエットに取り組むことはしなくなりました。また、何年経っても甘いものへの依存は続いていました。会社の先輩や上司との関係でストレスが大きくなったり、恋愛が上手くいかなかったりすると、よくチョコレートがたくさん入ったパーティー用のパックやファミリーサイズのアイスクリームを買ってきては一気に全部食べたりしていました。
運動面では、学生の時より少しお金に余裕ができたので、ホットヨガ教室に行ったり、ランニングシューズを揃えてランニングイベントに参加したり、ジムのプールで泳いだりしてみましたが、どれも継続することはできませんでした。運動している最中は楽しめてすっきりしても、どうしてもわざわざ時間を取って大勢の人で混み合う施設に行くことや汗をかいた体を流してスキンケアをやり直すことが気乗りせず、一度行くともうしばらくは行きたくないという気持ちになってしまいます。
普段はできるだけ自分で食事を作り健康を保つようにしましたが、仕事が忙しい時期は深夜残業や休日出勤が続いて余裕がなく、ランチにコンビニのお弁当を買い、仕事帰りに唯一営業している駅前の立ち食いそばやカレーを食べることもありました。常にやせたいという気持ちはありましたが、自分で自分をコントロールできない意志力の弱さに苛立ちがあり、また自分が情けなく自信をなくしていました。
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ダイエット後にリバウンドを繰返した原因

1.体のメカニズムや栄養に関する知識の偏り

中学時代には食事制限と運動でかなり体重を落とすことができました。しかし筋力トレーニングは腹筋運動や腕立て伏せをちょっとやるくらいであとは有酸素運動ばかりしていたこと、そしてタンパク質をあまり摂っていなかったことで筋肉がかなり落ちてしまいました。その結果、基礎代謝が低下して脂肪が燃焼しにくい体になってしまいました。
その後、中学校や高校で習うくらいの基礎的な栄養や代謝の仕組みを知ることで、その後野菜ばかり食べるといった偏ったダイエットをしなくて済むようになりました。基礎知識があると、新しいダイエット食材や栄養成分の情報が入ってきた時に、断片的なものとしてではなく全体の中で位置づけして理解できます。ですから、一度身につければ一生を通して役に立ちますね!また、筋肉がどの様に強化されたり衰えたりするのか、脂肪がどのように燃焼したり蓄えられたりするのか、といった知識も同様に生涯使える価値のあるものです。
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2.ものごとの受け取り方、反応の仕方のクセ

中学時代から社会人になった後の数年間にかけて、多くの人と同じように新しい環境に飛び込み自分の居場所を作っていく過程で、人間関係や自分自身の扱いに悩みました。すぐに波の乗りこなし方を覚える人がいる一方で、私は決して器用な方ではありませんでした。今振り返って見れば自分の置かれた環境やでき事からストレスを受けやすく溜めやすい捉え方や行動をしていたことが食べたい衝動や動く気が起きない状態を生み、ダイエットを継続できない原因となっていました。
そんな時に出合ったのが認知行動療法です。これはうつ病や不安症などの治療に用いられる方法の一つで、詳しくはまた別の機会にお話ししたいと思います。
ステップを簡単にまとめると、自分に起きたでき事とその時に抱いた感情を記録し、そのように感じるのはどういう考え方をしているからなのか、それは本当に現実的で好ましいものなのかを検証してより良い捉え方を見つけていく方法です。この方法が身についたおかげで自分の感情やそれに基づく行動をコントロールしやすくなりました。意志力を鍛えたりしなくても、ダイエットに効果的な考え方や行動を自ら選択できるようになったのです。それに加えてストレスを緩和するための呼吸法やストレッチ、入浴、瞑想、アロマの活用などを取り入れて、都度自分の心と体をケアすることもかなり功を奏しています。
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3.自分の中のモチベーションを生かせていなかった

モチベーションの源泉は人それぞれ違うと思いますが、私の場合「距離」が行動する上で大きな障害になっていました。どういうことかというと、社会人になってから数年後まで、堅実にお金を節約して貯金するために都心から離れた家賃の安い郊外に住んでいました。そうすると、友達からイベントに誘われたり行ってみたい美術館の企画展を見つけたりしても、わざわざ移動の時間と労力とお金をかけて行く価値があるのかと考えて天秤にかけてしまいます。その結果、用事はまとめて一回で済ませたいと考えて出掛ける頻度が少なくなり、家にこもりがちになりました。外からの刺激が少ないと、無意識に食べることで自分に刺激を与えようとしてしまいます。それが都心近くに住んでみると、行きたい→すぐ行ける!とフットワークが軽くなり、食べること以外にたくさん自分を満たす手段ができました。また行動を起こせる自分に対する自信もつきました。このように、自分が動かなくなる要因を突きとめて減らし、反対に動きたくなる要因を増やすことで、ダイエットを意識しなくても楽に運動量を増やすことができます。
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また自分に無意識の制限をいろいろとかけ、「こうするべき」「こうしてはいけない」という思い込みにしばられていました。そのため、スケジュールは自分にとって本当にやりたいと思えることではなく、やるべきだと思うことで埋め尽くされ、日常の中の小さな楽しみやよろこびはあっても、心は満たされていませんでした。そうした理由から甘いものを食べることで自分をなぐさめることが習慣になっていたのです。
このような状態を抜け出すために最も大事だったのは、やせることが自分にとっての人生の中で成し遂げたいこと、やる価値があると思えることに組み込まれたことです。ダイエット自体は目的になりません。むしろ生物学的に見れば、誰しも生存のために食べられるだけ食べ、休めるだけ休もうとするのが当然です。だからやせるための行動にはやる気が起こらないのです。自分にとって意味のある目的のためにやせている方がいいと心から思えたら、その時初めて食事を変えたり体を動かしたりしたくなるのです。そして、そうした習慣が身につく前の段階でモチベーションが下がった時にも、やはり継続の原動力となるのは人生の中で達成したいこと、やる価値があると思えることにつながっているのだ、と思えることです。
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例えば、モデルさんはヘルシーな食生活やエクササイズを楽しんで続けていてうらやましく思ったりしますよね。もちろんプロとしての責任や周りの人からほめられることでやる気が維持される部分もあると思います。しかしそれだけで尋常じゃない努力を継続できるものではありません。モデルのような職業をしている方はその美しい体で様々なものを表現して人を感動させたり、商品やサービスの価値を高め、それを見る人に伝えることが自分の生き方そのもの、生きるよろこびであり、人生の目的、自分のあるべき姿と言ってもいいかもしれません。美しいスタイルを維持することが自分の人生の目的に適っているので、普通の人なら続けられないようなトレーニングや食事制限を楽しんでやることができるのです。
人生の目的って何なの?と一歩引いた方もいるかもしれませんね。私がそこに行きついたのは様々な価値観を持った人との出会いがあったからです。どんどん出掛けて人に会うようになったことで自分の世界が広がり、「こういう生き方がいいな」「こういう風にはなりたくないな」という自分の軸がはっきりしてきました。そして自分の実現したい状態に向かうためにいらないものを捨て、必要なものを取り入れてきました。そのような取捨選択の繰り返しにより、ダイエットも含め自分の進みたい方向へ進んでいけるのだと思います。
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あなたにもきっとある、楽に変われるスイッチ

私はこうした長年のダイエットの成功と失敗経験から、やせた体型を維持するために何が重要なのかを見いだしてきました。今では意志力を使ってがまんすることなく、自然とやせる食生活や運動を継続できるようになりました。自分の意思で自分をコントロールできることは幸福度を高め、自信をつけてくれます。
こんなに面倒くさがりで意志力の弱い私でもできるようになったのですから、「私は根気がなくあきらめが早い」「自分にはダイエットは無理だ」と思っている人にもきっとできるはずです。以前の私と同じようにダイエットに悩んでいる女性が、自然にやせて自信をつけるお役に立ちたい。だから、これからもやせる考え方に変える方法をお伝えしていこうと思っています。
もし自分に当てはまる、実践できそうということがあれば、気負わず始めてみてください。少しでも変化に気づいたら、やる気が出て歯車が回りだしますよ。

「継続の秘訣は意志力じゃない?!15年間のダイエットで見つけた方法」への3件のフィードバック

  1. ひろみさんのダイエット履歴とても
    わかりやすく読ませてもらいました。

    とてもスリムだと思いますが
    学生時代は ご自分なりに
    試行錯誤されてたんですね

    認知行動ダイエットも
    とても興味深いです

    ぜひ この ひろみさんダイエット論を
    ブログだけでなく 気軽に参加できる
    プチサロンなどあれば 嬉しいな

    次回のブログも楽しみにしてます!

    1. そうですよね。
      記事を読んでも、「実際、自分の生活に当てはめるにはどうしたらいいの?」ってなりますよね。
      サロンなら報告し合ったり、質問したりできるのでいいかもしれませんね。
      ちょっと考えてみますね。

  2. ひろみさん とても分かりやすく 良い情報盛り沢山ありがとうございます。

    私のストレス過食の原因に効果的かな思う認知行動療法ダイエット?
    感情の記録 ←検証
    試したいと思います。

    認知行動療法の事も詳しく知りたいと思いました。
    また、ブログにしてもらえる事 楽しみにしています。

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