結婚するってどういうこと?道義的にじゃなくて現実的に何が変わるの?

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結婚して夫婦になることの意味については、人それぞれ違う考え方があるでしょう。

一般的には、教会で交わされる誓いの言葉のイメージでしょうか。

良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、
病める時も健やかなる時も、
共に歩み、他の者に依らず、
死が二人を分かつまで、愛を誓い、…

 

愛し合う二人が支えあって生きていくことを決めるのは素敵なことですが、なぜ結婚する必要があるのか、いまいちピンと来ないんですよね。

そういう人って他にもいるんじゃないでしょうか?

結婚するのとしないのとで何が変わるのかがわからないから、結婚したいかと聞かれても何も思わない。

 

三つの袋がどうとか、社会的に認められるとか、そういう話じゃなく、結婚するとどんな義務や権利が発生して、税や社会保険はどう変わるのか。

子どもを持つときには結婚していると何が違うのか。

そして総合的にみて結婚するメリットとデメリットは何なのか。

今回はこのテーマを調査してみました。

結婚するってどういうこと?道義的にじゃなくて現実的に何が変わるの?

1.権利と義務

一つの戸籍に入る

結婚する、つまり婚姻届を出すと、まず二人ともどちらか一方の姓を名乗らなければなりません。

二人の新しい戸籍ができて、元からその姓を持っていた方が戸籍の筆頭者になります。

 

これはシステム上仕方ないですよね。

旧姓もそのまま公式に使えればいいのですが、各所で氏名変更の手続きをしないといけないのは面倒ですよね。

 

協力する義務が生まれる

結婚すると以下の義務が生じます。

●二人で助け合う

●同居する

●貞操を守る

これは結婚していなくてもできますし、結婚していてもお互い同意の上で守らないこともできるので、このために結婚する必要はなさそう。

離婚するときに交渉の材料になるくらいですよね。

 

●結婚生活の費用を分担する

●債務の連帯責任を追う(共同生活を営むうえで通常必要なもの)

生活費用の分担はいいとして、債務の連帯責任を負うというのは結婚すると大きく変わるポイントの一つですね。

 

●子どもを監督・保護する

結婚中に子どもが生まれると、両親に子どもの監督・保護をする権利・義務が生じるんですね。

結婚していない場合はどちらか一方が親権を持つことになるので、大きな違いがありますね。

 

財産は共有になる

結婚している間に二人で築いた財産は二人の共有財産になり、以下の権利が発生します。

●財産分与の請求

●相続

これも結婚しているのとしていないのでは変わってきますね。

どちらか一方が家事や子育てに専念して、もう一方がお金を稼ぐ場合でも、財産は共有になり、離婚する際は半分を請求することができたり、死別の際には相続できます。

夫婦間の契約を取り消せる

結婚している間に交わされた夫婦間の契約は一方的に取り消すことができます。

夫婦や恋人の間で契約を結ぶことって稀な気がします。

ビジネスをしている方なら、配偶者や恋人に店舗と土地を譲渡する契約を結ぶとかあるかもしれませんね。

結婚している間は法律に守ってもらうのではなく、当人同士で解決することになるようです。

 

妻が妊娠した子どもは夫の子と推定される

結婚中に妊娠した子どもは夫婦の間に生まれた子どもとして戸籍に記載されます。

結婚していないときに妊娠した子どもは母親の戸籍に入り、父親が認知することで父親の戸籍にその旨が記載されます。

子どもが生まれるときにはやはり結婚しているかどうかで扱いが変わってきますね。

できちゃった婚が多いのもうなづけます。

ただし、両親が結婚していない場合でも、父親には認知する義務、扶養する義務があります。

また、子どもには父親に対する相続権も認められます。

世間の目などは別として、結婚していてもしていなくても血がつながっている子どもの扱いは実質変わらないようです。

 

2.税金と社会保険

所得税・住民税

結婚していると、配偶者控除を受けられる場合があります。

所得が少ない配偶者を養っている場合、家計を支える者の税負担が軽くなる制度です。

 

共働きでお互いに所得が一定以上ある場合には影響はありませんね。

 

年金

夫婦のどちらかが厚生年金や共済に加入している「第2号被保険者」で、配偶者を養っている場合、保険料の支払いは「第2号被保険者」が行い、配偶者は支払う必要がありません。

それでも、将来は老齢基礎年金を受け取ることができます。

 

会社員や公務員と専業主婦(主夫)の組み合わせなら、結婚している方が有利ですね。

国民年金の場合は一人一人に支払い義務があります。

 

健康保険

夫婦のどちらかが社会保険に加入していて、配偶者を養っている場合、その配偶者は被扶養者として社会保険に加入することができ、保険料の支払いは不要となります。

 

これも会社員や公務員と専業主婦(主夫)の組み合わせなら、結婚している方が有利ですね。

国民健康保険の場合は一人一人に支払い義務があります。

 

3.結局どういう場合に結婚した方がいいの?

結婚した方がいい場合

● 二人で一つの戸籍に入りたい。

● 子どもを二人の戸籍に入れたい。

● 親権を二人で持ちたい。

● 相手に遺産を相続させたい、相手の遺産を相続したい。

● 会社員や公務員と専業主婦(主夫)の組み合わせである。

 

結婚しない方がいい場合

● 二人とも姓を変えたくない。

● 他の人とも異性関係を持ちたいが相手は同意してくれない。

● 相手の金遣いが荒い。

● 相手の負債を相続したくない、相手に負債を相続させたくない(ただし相続放棄が可能)。

● 自分より相手の収入が低く、離婚時に結婚中にできた財産の半分を渡したくない。

 

結論

結婚した方がいい場合としない方がいい場合を見比べてみると、お互いに大切に思っていて、協力して人生を歩んでいこうというパートナーであれば、特に結婚しない方がいい理由はなさそうです。

二人とも経済的に独立していて、離婚の際に揉めたくない場合は、あえて結婚しなくてもよさそうです。

ただ、子どもが生まれて両親とも親権を持ちたい場合、共同親権が認められるのは結婚している場合だけなので、結婚するしかありません。

 

結婚後に関係が悪化した時には、財産や子どもの親権をめぐる問題が生じますが、将来どうなるかはわからないことなので、万一に備えて準備しておくくらいしかありませんよね。

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