2年間続けたネットワークビジネスをやめた3つの理由

「努力してもまったく結果の出ないネットワークビジネスを2年も続けた理由」という記事で、やめずに続けた理由をお話ししました。

 

それでも最終的にはやめることにしたんですね。

その決め手となった3つの理由をここではお話しします。

 

2年間続けたネットワークビジネスをやめた3つの理由

 

1.ネットワークビジネス自体の仕組みがいやだった

ネットワークビジネスを扱う会社によって仕組みは違いますし、どのチームに入るかによっても取り組み方には違いがあります。

わたしのいたチームでは、製品を他人に売ることはせず、ビジネスパートナーを増やすことに注力していました。

一緒にビジネスを立ち上げたい人が自分のパートナーとなり、それぞれのパートナーが会社から製品を買って自己消費すると、売上の一部が会社から紹介者である自分に支払われるという仕組みです。

ウェブの世界でいうとアフィリエイトと同じようなものですね。

そのため、製品を何万円分買うとか、何万円分売るとかいうノルマはありません。

 

ですが、この仕組みには欠点があります。

自分のパートナーが使う製品の量が少ないと、自分に還元される報酬も少なくなり、収入を増やすためには何十人ものパートナーを作る必要が出てきます。

製品をあまり使わなくてよければ、パートナーになってビジネスに取り組みたい人は増えるかもしれません。

ですが、やる気の低いパートナーが大勢集まるチームを作っても、一緒にビジネスを拡大していくのはむずかしくなります。

 

そこで、自分がまずたくさん製品を使い、チームの基準をつくります。

そして、一人一人のパートナーが基準を上げて製品を使うことで、少ない数のパートナーで売上を増やし、自分の収入を上げることができます。

自分の基準が高いと、本当にやる気と覚悟のある人だけがパートナーになるので、チームとしてビジネスを拡大していきやすくなります。

 

つまり、本気でこのビジネスで食べていこうと思うなら、自分がまず何も稼いでいないうちからたくさん製品を使い、基準を作る必要があります。

自分が「稼げるようになったらたくさん製品を使おう」という思考では、パートナーも同じように考えます。

すると、いつまで経っても製品の流通が起こらず、収入を得られないのです。

 

このように収入のないうちから製品をたくさん使っていくと、経済的に苦しいため、早く実力をつけてビジネスを拡大し、収入を得られるようにしなければ、とお尻に火が付いた状態になります。

そうして自分を追い込むことで、本気で結果を出すことに集中できるという意味もあります。

 

この仕組みは短期で成果を出せるようになる人にはうまく機能します。

自分が稼げないうちから製品を使っている時期は収支がマイナスですが、すぐにパートナーが増えて収入が支出を上回るようになれば、それ以降はプラスになります。

しかし、長い間成果の出ない人はずっとマイナスのままです。

 

もちろん、ただ製品を消費しているだけではなく、ビジネスで成功している方々から学びながら実践して力をつけていくので、自己投資であると考えることもできます。

それでも、現実として使いきれないほどの製品を注文しており、部屋には買い置きがたまる一方でした。

製品はたしかに品質の高いものですが、使える量には限界があります。

ネットワークビジネスの製品を買うことで、会社を介して紹介者やチームのリーダーたちに報酬が入るより、いっそのこと彼らに直接ビジネスを学ばせてもらうことへの対価を払った方がいいと思ったくらいです。

自分のビジネスパートナーができても、その人たちも同じようにたくさんの製品を使い続けなければいけないと思うと、本当にいいビジネスなのか疑問に思う気持ちはずっと消えませんでした。

 

2.自分がネットワークビジネスに合わずつらかった

「発達障害の診断のきっかけとなったのはネットワークビジネスだった」という記事でも書いていますが、ネットワークビジネスで成果を上げるためには、並外れたコミュニケーション力と行動量、そしてそのための作業スピードが必要です。

 

ビジネスをする以前に、まずプライベートで多くの人に出会い、深い関係の友達がたくさんいなければ、その中から一緒にビジネスを立ち上げていくような人は現れません。

ところが、わたしにはいくら続けても人と仲良くなることすらむずかしく、毎日出会いの場に行って人に話しかけたり、友達と会ったりし続けるのは苦痛でした。

ずっと続ければうまくなって楽しくもなると言い聞かせて2年続けましたが、少し場慣れしたくらいで、他の人たちのようには上達しませんでした。

 

ビジネスは相手に求めるものを提供することで対価を受け取れるものなので、相手の役に立てれば自分が楽しいかどうかは関係ありません。

それでも、ネットワークビジネスの場合には個人的なつながりからビジネスが生まれるものなので、人と仲良くなれなければ始まりません。

そして、たとえこの先に自分にパートナーができ、チームが大きくなって収入が増えたとしても、毎日多くの人と関わって生きる人生は自分にとって幸せではないと思いました。

 

また、じっくり集中して取り組む仕事ではなく、多くの作業を同時進行で要領よくこなすことが必須でしたが、何をやっても時間のかかるわたしにはできるようになりませんでした。

毎晩眠りに落ちながらパソコンに向かっていました。

 

3.他のビジネスもできるし、その方がいいと気づいた

ネットワークビジネスのセミナーでは、他のビジネスは初心者にはリスクが高く、失敗の可能性が大きいと教わっていました。

自分でも、仲間を集めたり融資を引いたりという大がかりなものはできそうにないし、かといって個人事業では結局時間の切り売りになり、会社員と変わらないと思っていました。

 

しかし、ネットワークビジネスをやめる数ヶ月前から、自分のビジネスを立ち上げる方法を調べ、起業塾に参加するようになりました。

そこでは、自分の中にすでにあるノウハウを必要な人に提供することで事業を起こす方法を教えていました。

学んでいくにつれ、自分のビジネスを構築して起業するのは思っていたほどむずかしいことではなく、発想の転換と地道な作業で誰にでもできるものだとわかってきました。

また、最初は一人で事業を立ち上げても、自動で売れる仕組みを作ったり、他の人に代わりにやってもらったりすれば、時間の切り売りにならずに事業を拡大していけることも知りました。

 

ネットワークビジネスでは一つの製品が売れるとその利益は会社と紹介者、その紹介者、そのまた紹介者…と何人もの人に分配されるので、自分に入る割合は高くありません。

一方、自分の商品を作って売った場合、その商品の価値や売り方の工夫次第で高い利益率を出すことも可能です。

 

そしてネットワークビジネスをやめた

初めはネットワークビジネスと併行して起業準備を進めていたものの、自分独自のビジネスを作ることは何より楽しく、徐々にそちらに充てる時間が増えていきました。

ネットワークビジネスのチームでは、成功者から学ぶセミナーはどんな予定よりも優先すべきとされていましたが、やがてそれよりも起業準備を優先するようになりました。

そしてついに、2年続けたネットワークビジネスをやめるとチームのリーダーや紹介者に伝えました。

 

もういやなことをしなくていい。

自分のビジネスに全力投球できる。

とてもすがすがしい気持ちになりました。

 

ネットワークビジネスを通して学んだ、成果を上げるための考え方や方法、そして人間関係の築き方はその後も自分の糧となっていて、活動したことは後悔していません。

一方で、他の方法でも起業できるとわかっていたら、選んでいなかったかもしれないとも思います。

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