世界一周の旅生活と帰国後の定住生活はどっちが幸せ?幸福度を数値で比較!

Radar-charts-happiness

バックパックに入る必要最小限のものだけを持ち、世界中を旅して回る世界一周の旅。

そして決まった場所に部屋と家財を持ち、規則的なリズムで暮らす定住生活。

 

まったく異なる二つの生活スタイル、どちらにもそれぞれの幸せを感じるポイントと満たされないポイントがありました。

それらを5つの幸せの指標について数値評価し、どちらがどんな点でどうよかったのかを比べてみます。

世界一周の旅生活と帰国後の定住生活はどっちが幸せ?幸福度を数値で比較!

まずは幸せの指標を設定

幸福度という主観的なものを計るために、客観的な指標を設定するのはむずかしいところです。

今回は、一般的な幸せの概念とわたし個人が幸せを感じるために必要と考える要素を合わせて5つの指標を選びました。

それが以下の5つです。

1.健康

2.人間関係

3.仕事のやりがい

4.趣味・娯楽

5.生活の快適さ

 

これら5つの指標について、旅生活と定住生活の充実度を20点満点で評価し、比較していきます。

さて、両者の総合的な幸福度やいかに!?

 

健康面での幸福度

1つめは健康面。

健康面には身体的な健康と精神的な健康の両方が含まれます。

身体的な健康には、病気やけがをしているかどうか以外に、疲れているか、頭痛や腹痛などの痛みや不快感があるかも含まれます。

精神的な健康にも、同じく病んでいるか、疲れているか、つらさや無気力、寂しさ、怒りなどがあるかが含まれます。

 

旅生活中の健康

予防接種を受けていたこともあり、幸いにも旅中に大きな病気にかかることはありませんでした。

また、事故に遭って大きなけがをしたこともありません。

一番大きなけがは、マウンテンバイクで砂利道を下りている時に転倒して負った擦り傷と打ち身くらいですね。

ただ、日本での定住生活とは違ったストレスがあるのか、出発して3ヶ月後、突如じんましんを発症し、以後ずっと悩まされていました。

 

旅の間は1ヶ月間グアテマラに滞在した時期を除き、常に2~4日ごとに移動していました。

そのため、移動疲れと睡眠不足は数日ごとにありました。

ただ、山登りなどの比較的ハードな運動も定住時よりは多くしており、毎日新しい街を歩き回ったりしていたので、いいトレーニングになっていたと思います。

 

食事の栄養バランスにも気をつけてはいたものの、国によって外食のバラエティが少なかったり、物価が高すぎていいものを食べられなかったり、食物アレルギーで食べられるものが見つからなかったりと不安定でした。

 

精神面では、慣れない環境で気を張って疲れることもありました。

しかし、それよりも日々新しいことに出会って刺激を受けたり、美しいものや珍しいものを見て感動したりする歓びの方がずっと大きく、前向きで楽しい気持ちの時が多かったです。

 

旅生活中の健康の評価:14/20

 

定住生活中の健康

世界一周中と比較して帰国後の生活を考えると、身体的にはより健康を維持しやすくなっています。

長距離移動もなく、割りあい規則的な生活で睡眠も十分取れています。

また、日本でなら外食でも栄養のあるものを選べますし、定住の最もよい点の一つである自炊をする時にも食材が豊富です。

ただ、日常生活で運動をする機会は旅中より少なくなり、体力は落ちているのではないかと思います。

 

精神面では、毎日違う場所に行き、新しいものを見たり、人と出会ったりといった刺激は少ない反面、安心感や落ち着きがあります。

日々の小さな改善や達成に目を向けることで、今のところは飽きて無気力になったりせず生活できています。

 

定住生活中の健康の評価:18/20

 

人間関係における幸福度

2つめは人間関係。

人間関係には、家族やパートナー、友人、仕事上の付き合い、新しい出会いなどが含まれます。

それらの人々との親密度、信頼感、交流の楽しみ、またはストレス、これらの強さや頻度を総合的に考えます。

 

旅生活中の人間関係

わたしは一人旅だったので、旅中は家族やパートナー、日本の友人などとは会えず、メッセージやビデオ通話で連絡を取っていました。

もともと一人暮らしで帰省も年一回ほど、友人とも年に数回会う程度だったので、そこまで大きな変化ではありませんでしたし、毎日新しい土地で見るものややることが目白押しだったため、寂しくなることはあまりありませんでした。

とはいえ、旅人を送り出す側の人にとっては心配や寂しさがあるようで、申し訳ない気持ちもありました。

 

旅の中では、様々な国の異なる文化を持った人々と知りあえるので、出会いの面では定住生活よりずっと充実していました。

旅の途中で出会った人とはすぐに別れてしまうので、残念な気持ちはありましたが、人間関係に悩むということはほとんどありませんでした。

 

旅生活中の人間関係の評価:16/20

 

定住生活中の人間関係

世界一周の旅からの帰国後、新しい部屋を見つけるまでの一ヶ月間は実家に戻っていました。

家族と長い期間一緒に過ごすのは久しぶりで、旅の思い出話や家族の中の変化などじっくり話すことができ、人生の中で考えてもとても満たされる時間でした。

 

定住生活の中では多様な人々との出会いは減り、寂しい気持ちもありますが、パートナーや友人たちとは会いやすいので、今はつながりを深める時間になっています。

 

定住生活中の人間関係の評価:18/20

 

仕事のやりがいに関する幸福度

3つめは仕事のやりがい。

仕事といっても、お金を受けとっているかに関わらず、他の人によい影響を与えようとする活動を広く仕事としてとらえます。

そうした活動によって得られるやりがい、または受けるストレスを評価します。

 

旅生活中の仕事のやりがい

旅自体を仕事として、写真を撮ったりブログを書く方とは違い、わたしの場合は自分のための経験として旅をしていました。

そのため、旅中は旅先の情報や発達障害に関する情報を発信していましたが、比重は旅の方に置いていました。

 

旅先からの情報を楽しみにしてくださる方もいて、喜びはありました。

しかし、自分の中に旅の経験や感動はたまっていくのに対して、他の人の役に立つための活動は少なかったため、誰かの役に立っている実感も相応に乏しく、満たされない気持ちが湧いてきました。

 

旅生活中の仕事のやりがいの評価:6/20

 

定住生活中の仕事のやりがい

帰国後の定住生活では、他の人の役に立つための活動に多くの時間を注いでいます。

実際に役に立てるまでにはまだ時間がかかりますが、それでも自分のためだけではなく他の人のためにする活動にはやりがいを感じます。

決めたことをやり続けるのは簡単ではなく、思った通りに進まず悩むこともあります。

しかし、もっと仕事の質とスピードを上げ、量も増やしていこうと目標を設定し、工夫して力をつけていくのは楽しいものです。

 

定住生活中の仕事のやりがいの評価:18/20

 

趣味・娯楽における幸福度

4つめは趣味・娯楽。

他の人によい影響を与えるためにする仕事とは別に、純粋に自分の楽しみや癒しのためにする活動を趣味・娯楽と考えます。

実際には仕事と趣味、生活を完全に分離することはできませんが、指標として評価するために敢えて区別します。

 

旅生活中の趣味・娯楽

世界一周の旅はそれ自体がまさに自分のやりたいことでした。

世界中の国々を訪れ、美しい自然に触れ、歴史ある街を歩き、人々と交流し、音楽や食を楽しむ。

時間の使い方は自由なので、本を読むなど旅以外の楽しみもありました。

 

旅生活中の趣味・娯楽の評価:20/20

 

定住生活中の趣味・娯楽

世界一周の旅を終えて、定住生活を送る今、趣味や娯楽に掛ける時間は少なくなっています。

家事をする間に音声コンテンツを聞いたり、お風呂につかる時や寝る前に本を読むくらいです。

 

好きなことを仕事にしているため、趣味の楽しみが少ない分が仕事のやりがいに移っているとも言えます。

 

定住生活中の趣味・娯楽の評価:10/20

 

生活の快適さに関する幸福度

最後は生活の快適さ。

食事や睡眠、お風呂の質、洗濯や住環境の整備の手間、移動や買い物の便利さなど、生活のあらゆる面での快適さを評価します。

旅生活中の快適さ

旅生活の快適さはどれくらいそれにお金をかけるかによって大きく変わってきます。

 

わたしの場合、生活にかけるコストは最低限とし、期間内にできるだけ多くの行きたい場所をめぐることを優先しました。

そのため、ほとんどの場所で複数人で寝室やバスルームをシェアするドミトリーや野外のテントで寝泊まりし、移動も長距離バスを多く利用していました。

このような生活環境では、使いたいときに施設を利用できなかったり、周りに人がいるためにできないことがあったりして、かなり不便を感じました。

たとえば、ドミトリーでは温度を自分に合わせられず、暑すぎたり寒すぎたりしますし、着替えたり、音楽をかけたりすることもできません。

 

また、数日ごとに移動し、それ以外の日は観光というスケジュールだったため、洗濯や炊事のタイミングがむずかしく、洗濯物が乾かないまま移動することもよくありました。

さらに、宿と移動手段の手配も毎回する必要がありました。

 

その反面、自分の部屋を持たないため、掃除などのメンテナンスをする必要がなく、外食や洗濯サービスが安い地域ではほとんど家事の手間がなく楽をできました。

 

旅生活中の快適さの評価:6/20

 

定住生活中の快適さ

一方、定住生活の場合、部屋探しを一度するだけでよく、移動の手配も不要です。

自前の家電や家具を揃えなければならず、メンテナンスも必要ですが、いつでも自由に使えるのはやはり便利です。

食事も自分で用意する手間はかかりますが、その代わりにタイミングや内容をコントロールできます。

洗濯もいつでもでき、乾くまで干しておけます。

また、温度や明るさの調整も思い通りです。

 

当たり前のようですが、旅生活の後では非常に便利で快適に感じます。

 

定住生活中の快適さの評価:20/20

 

旅生活と定住生活の総合的な幸福度を比較

5つの指標に基づいて、旅生活と定住生活の幸福度を評価してきました。

総合的にはどちらの方がより幸福度が高いのでしょうか?

結果はこちら!

 

旅生活中の総合的な幸福度:62/100

radar-chart-trip

 

定住生活中の総合的な幸福度:84/100

radar-chart-settlement

 

総合的にみると定住生活の方が幸せ

旅生活と定住生活の幸福度を総合的に比べてみると、

旅生活:62点

定住生活:84点

と、定住生活の方が圧倒的に幸せという結果になりました。

 

これは、定住生活の方が健康や快適な生活を維持しやすく、親しい人たちとも交流でき、仕事にも集中できるため、5つの指標のうち4つで旅生活より評価が高くなっているためです。

 

事実、旅生活では多くの制限があり、身体的にも精神的にも楽ではありません。

しかし、旅生活における趣味・娯楽面でのよろこびは、他の4つの幸せの要素を犠牲にしてでも得る価値があると思えるものでもあります。

幸せの5つの指標による評価について

数値で評価してみて、感覚的に語るより多少なりとも客観的に比べることができました。

しかし、たとえば「健康」の評価が同じ15であったとしても、「身体面10+精神面5」と「身体面7+精神面8」のように中身には違いがある場合もありますが、数値化することでそれは見えなくなってしまいます。

 

また、ここでは5つの指標をすべて20点満点としていますが、人によってそれらの要素の重要度は変わってきます。

そのため、人によっては総合的な幸福度は定住生活の方が高くても、「趣味・娯楽」の一点がずば抜けて高い旅生活を選択するということも合理的な選択になり得ます。

わたしもどちらか一方だけを選ぶというより、時期によってその時の必要性に合わせて旅生活と定住生活を組み合わせる生き方が最も幸福度を高めると感じます。

 

このように評価のむずかしさはあるにせよ、数値化して比較してみることは人生の中で直面するあらゆる選択をする上で役立つ方法です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です