アメリカ・ホワイトサンズ国定公園 真っ白な砂の芸術世界を写真で紹介

white-sands-2

ホワイトサンズのことを初めて知ったのは、世界一周の

旅に出る4年ほど前のこと。

世界の絶景を集めた本で紹介されていました。

どこまでも続く真っ白な砂の砂漠と真っ青な空の

コントラスト。

絶妙な風によって描かれた砂の上の美しい模様。

この世界をどうしても見てみたかった。

white-sands-1

 

その年、会社の夏休みを土日につなげて9日間の休みにし、

アメリカ南西部へ渡りました。

 

アメリカ南西部には、他にもモニュメントバレーや

アンテロープキャニオン、ホースシューベンドなど

ホワイトサンズと同じくらい魅力的な場所がいくつも

あります。

車の運転ができないため、バスツアーを探したのですが、

それらすべての場所を網羅するものは見つからず、

取捨選択するしかありませんでした。

ツアーに含まれていない場所だけ個別に訪れるのも

日程的に無理でした。

 

泣く泣くホワイトサンズはあきらめたけれど、

そこだけ行けなかったというのがずっと心残りでした。

そこで、今回その思いを果たすために、

もう一度あの場所へ戻ることにしました。

真っ白な砂と真っ青な空の芸術世界へ

ホワイトサンズに行くのがむずかしい理由

今回、アメリカ本土での目的地はホワイトサンズ

一ヶ所のみ。

ホワイトサンズはアメリカ最南部の東西で言うと

真ん中の辺りに位置しています。

近くには大都市がありません。

 

ホワイトサンズ国定公園の公式サイトや旅行関連の

ウェブサイトで行き方を入念に調べたものの、

最も近い街から60km離れており、そこへ向かう

バスはありません。

またワンデイツアーもないため、レンタカーか

タクシーで行くしかないのです。

 

ちなみにホワイトサンズを含む数日間のバスツアーは

存在しますが、催行が年に数回しかなかったりします。

最短4日間のツアーはありましたが、目的地が

ホワイトサンズのみの私には、金額的にも時間的にも

まったく割に合いません。

 

というわけで、ロサンゼルスからバスで片道17時間

かけて近くのラスクルーセスという小さな町へ向かい、

そこからタクシーで行くことにしました。

予算的に余裕のある方は、エルパソという町まで

飛行機で行って、そこから車で行くのがおすすめですよ。

ロサンゼルスからグレイハウンドバスでラスクルーセスへ

空港からグレイハウンドのバス乗り場まで、

結構な距離がある。

路線バスで行く方法はないかと尋ねたら、路線バスは

危険だから乗ってはいけないと言われた。

利害関係のある人でもないから、本当なのだろう。

ロサンゼルスというのはそういう街なのだ。

 

グレイハウンドは全米をつなぐ長距離バス網を持っていて、

低価格で提供してくれる低所得者や若者の味方だ。

バス乗り場でも厳重なチケットチェックと持ち物検査をして

安全を確保している。

だけど、目撃してしまった。

バスを待っている男が人目を盗んで近くの席に置かれている

袋を開けて中を確認し、何食わぬ顔で戻したのを。

あわよくば盗もうとする人はたくさんいそうだ。

17時間の夜行バスの旅、気を引き締めて行こう。

 

道すがら、並走する線路を走る貨物列車を撮影。

train-usa

 

ラスクルーセスからタクシーでホワイトサンズへ

ラスクルーセスではairbnbで予約した家に泊まった。

裕福そうなおじいさんが家族ではないような不思議な

若い男性と二人で住んでいたけど、それ以上深入り

しなかった。

 

小さいながら高級ホテルのような素晴らしい設備の家で、

こんな暮らしをしている人もいるんだなあ、と

図らずも迷い込んだ異世界を楽しんだ。

 

翌日、電話で予約しておいたタクシーが家の前に到着。

運転席の男性ドライバーの他に、助手席には謎の女性が。

たまたま同じ時間に依頼が入ったから、途中まで一緒に

乗せていくのかな、と思っていた。

話を聞いていくと、なんと彼女はドライバーの妻だった。

日本でそんな話聞いたことない。

自由の国、アメリカ。

 

結局、ラスクルーセスからホワイトサンズまでは

約140ドル(当時の為替レートで約16,000円)かかった。

往復32,000円。

帰りのドライバーはそんなにお金をかけてここに来る

意味がわからないと言った。

そりゃそうだ。

私にだってわからない。

 

代金はクレジットカードで支払ったのだけど、

ホワイトサンズはだだっ広い大地のど真ん中。

電波がなくて決済が完了しないので、一旦タクシーで

公園内の駐車場から5分かけて入り口まで戻り、

決済してからまた5分かけて駐車場まで連れて行って

もらうという珍事もあった。

いよいよホワイトサンズ国定公園内を歩く

からっからの砂漠なので、強い日差しも心地よい。

でも水分だけはしっかり摂らなくては。

 

公園内はほとんど日陰がない過酷な環境。

売店も入り口の一ヶ所しかない。

みんな車で公園内を回るので、徒歩で回る人なんて

想定していないのだ。

なにせ入り口から車で入れるルートの端まで16kmも

あるんだから。

無心になってカメラのシャッターを切る至高の時間

乾いた大地に力強く咲く花たち。

white-sands-3

どこまでも続く白の砂漠。white-sands-4

 

風が砂の上に描き出す模様。

white-sands-5

日差しのつくりだす陰影。white-sands-6

雪崩のような不思議なかたち。white-sands-7

アリが掘り出したのだろうか。white-sands-8

青のグラデーションと白の弧。white-sands-9

スタジオ撮影したみたいだ。white-sands-10

木の枝の影すら美しく映る。white-sands-11

 

白い砂でもアリ塚はできる。white-sands-13

帰りのバスが8時間遅れて危うく飛行機を逃す

バス乗り場で出会ったかわいいおばあちゃん。

elderly-las-cruses

 

予約していた直行のバスが大幅に遅れるというので、

グレイハウンドのバス停を兼ねた売店のおばちゃんが

電話で調整してくれて、他のルートでバスを乗り継いで

行くことになった。

まず近くのエルパソに着いて、1時間ほど待ってバスを

乗り継ぎ、翌朝フェニックスへ到着。

 

そこで乗り継ぐはずのバスが待てど暮らせど来ず、

何度も窓口で確認する。

みんな苛立っている。

そして4時間遅れで到着。

もう連れてってさえくれれば何でもいい。

 

ところが、そのバスも渋滞にはまり、いつになったら

着くやら皆目見当がつかない。

バスにwi-fiがついているけど、そもそもほとんどの時間

電波がないところを走っているので役に立たない。

 

私はロサンゼルスで空港に向かい、メキシコシティへ

飛ぶ予定だった。

元の予定ではバスでロスに着いてから8.5時間以内に

空港へ着けばよかったが、このまま行くと間に合わない

かもしれない。

さすがに不安になってきた。

 

そして、予定より8時間遅れでようやくロサンゼルスに到着。

そこから空港へのシャトルバスもグルグルと街中を回って

乗客をピックアップして行ったので、本当に飛行機を

逃してしまう!と気が気ではなかった。

flight-la

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です